昨年12月、沖縄本島中部の公園にいた16歳未満の少女を車で自宅へ連れ去り、性的暴行を加えたとして、わいせつ目的誘拐、不同意性交の罪に問われた米軍嘉手納基地所属の空軍兵長の男(25)の判決公判が13日、那覇地裁であり、佐藤哲郎裁判長は懲役5年(求刑懲役7年)を言い渡した。佐藤裁判長は、少女の証言は信用できると判断したと述べた。
公判では、被害少女の年齢に対する被告の認識、同意の有無、わいせつ目的で連れ去ったか―などが主な争点となっていた。
兵長の男は少女の年齢を18歳と認識し、「性的行為に同意はあった」「(乗車させた時に)わいせつなことをする意図はなかった」などと無罪を主張していた。
Aさんが英語・日本語・ジェスチャーで自分の年齢を伝えたと証言し、このジェスチャーと見られる様子が防犯カメラ映像に残っていることなど、Aさんの証言がそのほかの証拠と整合声があると判断されていました。
求刑7年から5年に減刑された理由は、前科がないことや類似事案との比較が挙げられていました。
【那覇地裁に入る、被告を乗せたとみられる車両=13日午後1時29分、那覇市樋川(沖縄タイムス)】
補足 判決を傍聴しました。
裁判長が示した5つの争点と判断は次のとおりです。
- 被告人は被害者(Aさん)の年齢を認識していたか→認識していた
- 不同意わいせつではなく、不同意性交等にあたる行為があったか→あった
- Aさんは同意していたか→同意していなかった
- Aさんの同意がないことを被告人は認識していたか→「やめて」「ストップ」と言われた後も行為を続けた(同意がないことを認識していた)
- 被告人がAさんを車に乗せる際にわいせつ目的があったか→あった
Aさんが英語・日本語・ジェスチャーで自分の年齢を伝えたと証言し、このジェスチャーと見られる様子が防犯カメラ映像に残っていることなど、Aさんの証言がそのほかの証拠と整合声があると判断されていました。
求刑7年から5年に減刑された理由は、前科がないことや類似事案との比較が挙げられていました。
「毎回思うが軽すぎるよ。被害者の事思うとたった5年(求刑でも7年)…やりきれないよ。」
「自分よりずっと体の大きい海外の男、しかも兵士に体を掴まれて、怖かっただろうな。言葉も通じないし。逆らったら何をされるかわかんないし。」
「屈強な軍人相手に少女が抵抗できるはずも無く、この手の犯罪は本当に卑劣だと思います。」
コメ数558、1位コメの「共感した」数は3099。
「【速報】25歳の米兵に懲役5年 少女誘拐暴行事件で那覇地裁 「少女の証言は信用できる」と判断」12/13(金) 14:04配信の沖縄タイムスの記事。
“`
Note: The image source (`src`) should be replaced with the actual image link from the article, as it was not provided in the input content.