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中居正広「9000万トラブル」報道にも登場した「松本人志」の名前 2025年「松本&中居」の行く末は?


中居正広(撮影/今村拓馬)
2024年の芸能界は「KinKi Kids」の堂本剛&「ももいろクローバーZ」の百田夏菜子、俳優の岡田将生&高畑充希らの結婚から、西田敏行さんや中山美穂さんの訃報までさまざまな出来事があったが、特に目立ったのが人気芸能人による騒動だ。

1月22日には、23年12月下旬に「週刊文春」に性加害疑惑を報じられた「ダウンタウン」の松本人志が同誌の記事が名誉毀損(きそん)に当たるとし、発行元の文藝春秋と同誌編集長に対して5億5000万円の損害賠償と訂正記事の掲載を求める訴訟を東京地裁に起こした。

同年8月にはタレントでYouTuberのフワちゃんが自身のXでお笑いタレント・やす子の投稿を引用する形で不適切な発言をして炎上。

同年10月には「ジャングルポケット」の斉藤慎二が20代の女性に対し、ロケバスの中で性的暴行をした疑いで不同意性交などの容疑で書類送検されたことを受け、吉本興業がマネジメント契約を解除した。

騒動は年の瀬まで続いた。12月には、中居正広が女性との間で“深刻なトラブル”になり、9000万円もの解決金を支払ったと「女性セブン」が報じて話題となった。さらに続報記事を出した「週刊文春」も被害者とされる女性・X子さんのコメントを掲載した。

いずれのトラブルも2025年まで影響を及ぼしそうな様相だが、民放テレビ局の情報番組スタッフはこう話す。

「フワちゃんに関しては騒動により好感度がガタ落ちし、やす子さんとの和解が済んだ今もなお嫌悪感を抱く視聴者も多く、テレビ復帰は難しそうです。斉藤さんに関しても吉本興業がバッサリと契約解除したくらいですし、こちらも復帰へのハードルはかなり高いでしょう」

そうした中、ここに来て雲行きが怪しくなっているのが中居という。

「中居さんの騒動に関しては、当初は、『女性セブン』の取材に対して代理人が事実関係を否定しない一方、すでに当事者の女性との間でトラブルは解決済みということで、そこまで尾を引くことはなさそうだというのが業界内の見方でした。ところが、年末に発売された『文春』に続報記事が掲載されたことで、一気に風向きが変わりつつあります」(前出の民放テレビ局の情報番組スタッフ)


松本人志
■中居とは公私ともに親しい松本
「週刊文春」の記事によると、X子さんはテレビ局幹部社員・A氏から中居も含めた大人数での飲み会に誘われたが、他の参加者がドタキャンした結果、当日は中居と密室での二人きりの飲み会になり、その場で“トラブル”が起こったとされる。

その後、双方の間で示談交渉が進められた結果、中居がX子さんに9000万円の解決金を支払うことで合意したという。

一連の報道の影響について、放送作家はこう話す。

「X子さんの証言にもありますが、常識的に考えて、仕事をともにしているテレビマンが中居さんクラスの大物芸能人との食事会を自らセッティングしておいて、ドタキャンするというのは考えられません。報道が事実であれば、中居さんはもちろん、A氏やテレビ局にまで批判の矛先は向かうことになるでしょう。いくら当事者同士の示談がすでに成立しているとはいっても、このまま何事もなかったかのように時が過ぎることはなさそうです」

さらに、今回の中居のトラブルは“あの人物”にも少なからぬ影響を及ぼしそうだという。

「『文春』の記事では『ダウンタウン』の松本人志さんの名前も出てきていますからね。松本さんと中居さんが公私ともに親しいことは広く知られていますが、X子さんは同誌の直撃取材の際、トラブルの現場にはいなかったものの、松本さんとも面識があることや“いつものメンバー”と表現しつつ、中居さんと松本さんがよく一緒に飲んでいると証言しています。こうした発言が松本さんの復帰に少なからず影響を与えそうです」(同放送作家)

その松本といえば、11月8日に文春への訴えを取り下げ、吉本興業の公式サイトで「松本が訴えている内容等に関し、強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました」などとしたうえで、「松本において、かつて女性らが参加する会合に出席しておりました。参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます」とのコメントを発表した。

当初、自身のXで「事実無根なので闘いまーす」などと投稿し、ファイティングポーズをとっていた松本が、急転直下訴えを取り下げた理由としては、裁判が長期化の様相を呈する中で早期の復帰を望んだからとみられているが、裁判が終結しても、いまだ芸能活動再開は実現していない。


ダウンタウンの松本人志と浜田雅功
■ダウンタウンとしての復帰に暗雲?
「松本さんサイドは訴えを取り下げて芸能活動再開を発表すれば、テレビ復帰もすんなりできると思っていたのかもしれません。実際、松本さんが活動休止前にレギュラー出演していた番組の中には“戻って来る”ことを前提に継続されていたものもありましたからね。ただ裁判が終わったとしても、松本さん側が『文春』で報じられていたような疑惑を払拭(ふっしょく)し、身の潔白を証明できたわけではありません。テレビ各局は、スポンサーの思惑や視聴者の反応を気にしながら、番組起用の“先陣”を切るのに及び腰になっているというのが実状でしょう」(前出の民放テレビ局番組スタッフ) そんな中、松本がレギュラー出演していた「だれかtoなかい」(リニューアル前は「まつもtoなかい」)や「ワイドナショー」(フジテレビ系)も来年3月で終了することが明らかになった。

一部で復帰番組として取り沙汰されていた12月22日放送の「M-1グランプリ2024」にもその姿はなかった。しかし、同月25日に松本が芸能ジャーナリストの取材に応じる記事が配信された。インタビューでは、相方の浜田雅功とともに月額制のプラットフォーム「ダウンタウンチャンネル(仮)」を立ち上げる構想などを明かした。

同インタビューで、松本は「来春あたりにスタートしたい。週に何本か見てもらえる番組も作りたいと思っていますし、お笑いをする松本人志を見る場としてはここが最初になると思います」「見たい人に見てもらいたいものを直接届ける。すごく間口の広い劇場というか、好きなもん同士が集まって、好きなことをやる。そんな場になるだろうと考えています」とそのコンセプトを説明した。この発言について、前出の放送作家は次のような見解を示す。

「端的な感想としては、テレビ復帰に苦労している松本さんが、その代わりに月額制のプラットフォームを活動再開の場に選んだという印象を受けました。純粋に『ダウンタウンチャンネル(仮)』をやりたいのであれば、テレビ復帰してからでも遅くはないでしょうし、同時並行でもできるでしょうからね。しかし、単独インタビューの配信で流れが変わるかと思いきや、同時に中居さんのトラブルを報じる『文春』の記事が出て、当該トラブルとは関係ないにもかかわらず、X子さんから松本さんの名前が出てしまうあたり、タイミングが悪いというか、復帰へのハードルの高さを感じざるを得ません」

2025年の芸能界、テレビ業界は年明けから早くも風雲急を告げている。(立花茂)

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